孤独死とは 年々増える悲しい現状

昨今の”高齢化社会現象”で、年々増加する「孤独死」は、社会問題となっています。

ご家族やご親族、近隣とのコミュニティーが希薄になってしまい誰にも看取られず、そのままお亡くなりになられてしまうようなケースを指して、「孤独死」と呼びます。他にも、「孤立死」とも呼ばれることがあります。

日本における年間死亡者数約125万人のうち、孤独死は約3万人といわれています。割合でいえば、100人に1人は、誰にも知られることなく人生の最期を迎えていることになります。

年代別でのピークは60代前半で、男性が多いという結果です。60代の前半で最も多いのは、ご退職後の無収入期間での生活に困窮されているかも知れません。

また、故人の年収と孤独死発生率の間には、相関関係がみられます。必ずしも該当する訳ではないですが低年収ほど、孤独死の発生率が高いという結果も出ています。

周囲への心配を掛けたくないのか、現実の生活を身近な人に知られたくない。
そのかけがえのない想いから、裏腹な”孤独死”という現実がやってくるのかも知れません。

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