【現場ストーリー】第三話《挑発》


第三話《挑発》

だいぶ肌寒い季節となりました、
季節の変わり目、皆様風邪等引いていないでしょうか?
病弱なセクシー大下(独身)です。
ごきげんよう。

先日、社長より
「お前の下らんネタはもういいから、いい加減現場の話を書け!」
とのお達しがあったため(泣)
今回は長めな話です。

とあるマンションから御部屋の御掃除の依頼、伺ってみますと‥
部屋の中には何と鳩!!
見渡す限り、鳩、鳩、ハトォォ、!!

現場に巣食う、鳩
少し飛ばし過ぎましたね‥、
…室内は鳩の住み家、羽根やら糞やらで足の踏み場も無い状態。
押し入れには巣、そして部屋のそこかしこに数羽の死骸までありました。

お客様にお話を訊くと、この部屋元々お客様ご自身で住んで居たものの諸事情で引っ越され(遠方)、一年間空き家だったとのこと(売却、賃貸運用等々思案してたみたいです。)。

そんな折、久しぶりに管理の為訪れてみると、室内は悲惨な状況→ご依頼の流れでした。
原因は窓。
窓に小さな喚起用窓が付いており、換気の為少し開けていた所、此処から侵入された模様。

‥室内に一歩踏み入れた瞬間、脳天まで駆け昇る鳩臭!!
マスク?ナニソレオイシイノ?
‥ほぼ無意味です。
現場用のマスクでしたが歯が立ちません‥。

読者様の中にはお詳しい方もいらっしゃると思いますが、野鳥とは愛くるしい姿とはうらはらに、かなり危険な一面も持ち合わせております。
菌やウイルス、寄生虫等々、鳥には無害でも人間には有害なモノも有ります。

菌の繁殖部屋中に舞い散る羽毛、床には大量に堆積した糞、無惨にも散らばる腐乱し一部白骨化した死骸、これらによって充満している鳩臭。
相当危険です。

当然、作業は除菌消臭消毒から入りました‥、
しかしそんな時、セクシーに突き刺さる視線‥

出やがったよ‥、

ベランダの手摺りに留まる数羽の鳩。

鳩1
「‥‥‥。」
鳩2
「ドードーポッポー。」

セクシー
「っ!!グレート目と目が合っちまったゼェーッ!!」

鳩3
「‥‥‥。」

どうなる?セクシー大下!!
それでは次回《逆転》御期待下さい。

飛び立つ鳩の群れ~🎶~
~イッツオ~ラ~ィ~
~ナゥュ~ケ~ン~オ~プンヨハァ~

自由ぅの矢を~ハナてぇ~

~🎶~


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